2007年09月15日

ゆらゆら帝国の想いで

yuratei.jpgゆらゆら帝国と言えば、ファズの効いたギターと超絶テクニックのリズム隊による日本最強の3ピース・サイケデリックロックバンド…という評価が一般的かと思う。奇怪な外見(ぼさぼさの長髪、眉毛を剃っている、パンタロン)も強く印象に残る。

イメージとしては裸のラリーズや灰野敬二に近いような感じ。

俺は予備校生の時に友達に勧められて「3×3×3」を聴いたのが初めてだった。
アルバムを再生したとたんに「わかってほしい」の大轟音に腰が抜けた。
「発光体」の疾走感が格好良く、「3×3×3」の「東京都国分寺市在住吉本さんちの長男けずる君 5歳の誕生日を直前に控えた1972年9月2日午後 家の前でたんぽぽの茎を裂き開き乾かしている途中行方不明となる 6時間後無事に発見されたものの彼の変化に気づいたものは誰もいなかったという…」や「昆虫ロック」の「雨が降る日は何もしない 髪がべたべたするから」等の歌詞とサイケなサウンドと突如聞こえる妙なシャウトに、「これはぜったいに何か薬物を摂取しているに違いない…」と見てはいけないものを見てしまったような気がして少し不安な気持ちになった。と同時に歌詞や音の質感に、なんとなくはっぴぃえんどを思い出したりしたものだ。

その後「ミーのカー」がリリースされた頃には大学生になっていて、下北沢のハイラインレコードで「ズックにロック」のシングルを買ってきて、奇妙な歌詞だけど突き抜けたポップなサウンドにすっかりハマった。
ミュージックマガジンに、ベースの亀川氏があの長髪とパンタロンにでかい蝶の形のバックルをつけて国分寺の街を普通に歩いているという記事を読んで、今度国分寺に行ってみようと思った。

俺が少し前に、銀座のとある建築現場でバイトしていた時のこと。

同じバイト仲間の人に、ゆら帝亀川氏そっくりの人がいた。

とてもびっくりした。が、その人にとても興味が涌いてきたので、思い切って話しかけてみるととてもいい人で、うち解けて話すことが出来た。

その人はタバコを半分だけ吸うと火を消して懐にしまう。五反田に借りているアパートの家賃が8万円と高いから節約しているのだという。どうしてそんな家賃の高いところにすんでいるのですか?と聞いてみると、五反田は交通の便が良いから、とのこと。なんだかよく分からないが人間の価値観ってそれぞれ異なっているんだな、と妙な実感が得られた。

その人に、ゆらゆら帝国って知ってますか?と思い切って聞いてみた。「ゆらゆら天国?何それ知らない」とのこと。ロックバンドです。音楽はどんなのが好きですか?と聞くとグレイや氷室が大好きとの答え。なんかイメージが違うな、と思いつつも変な期待をしていたこちらが失礼だったな、と反省した。

その人は見かけによらずとても一生懸命仕事をする人で、俺もいろいろな場面で助けてもらった。

人は外見で判断できないな、と言うのが今回のオチ。

冷たいギフト


ラメのパンタロン〜ゆらゆら帝国で考え中
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posted by 俺 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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