2007年12月31日

大晦日・いろんなライディーン

YMO1.jpg子どもの頃は、年末の雰囲気が大好きだった。

俺はいつも、夜9時には強引に寝かしつけられていたのだが、大晦日だけは特別に夜更かしが許されていて、ただ夜更かしができるってだけなんだけど、それがとても特別なことに感じられたものだ。

日中は大掃除を手伝って、それからお正月用の餅つきをして、貧乏な俺の家でもこの日だけは出前を取って軽く夕食。
鳥のから揚げだのエビフライだのをつまみながら,普段は真面目な俺の両親も酒なんか飲んで何気にちょっとハイテンションで、大晦日だよ!ドラえもんや紅白歌合戦なんかビデオにとりつつみんなで観て。
夜も更けてくると年越しそばが出てきて。行く年来る年を観ながら明日年賀状たくさん来るかな?なんて考えつつ慣れない夜更かしでうとうとしちゃって、気がついたら暖かい布団の中で元日を迎えている…。

今考えると子どもの頃は幸せだった。
家族の団欒って、本当にありがたいものなんだと思う。

最近、ファミレスやレンタルビデオで、明らかに小学校低学年ぐらいの子が親と一緒に深夜にうろちょろしているのを見かける事が多い。

各家庭の教育方針に俺がとやかく言う話でもないけれど、ちょっとどうなのかなって気はする。
そんな夜更かしなんて別に珍しくもない現代っ子たちも、やっぱり大晦日の夜は特別で、楽しみにしていたりするものなのかな?

まぁ、時代は移り変わっているということなんだろう。

で、「時代は変わる。ラガーは変わるな」というCMで今年再々結成したYMOのことは、俺的にはやっぱり今年のビッグニュースだった。
なので今回の更新ではいろんなライディーンの動画を貼ってみようと思う。
聴き手にとって、どの時期に演奏されていたライディーンが好きかってことはけっこう面白い話のネタではないだろうか。
俺はやっぱり1980年のワールドツアーのやつが派手派手で好きだ。ただ、この時期のライディーンってどの音源を聴いても、曲の最後のほうになるとシーケンサーの音がストップして妙に大人しくなってしまうのは何故なんだろう?謎だ。
あと、1981年のウィンターライブのライディーンの音源って、公式には発表されていないんだよな。
俺は当時放送されたFMをエアチェックしたやつを聞いたことがあるけど、なんかテープ演奏の上にノイズっぽい感じのシンセが乗っかったような感じで、ドラムが幸宏のダイナミックな生ドラムじゃなくて、立ってシンセドラムのスネアだけ叩いているのが気に入らなかった様に記憶している。

ちなみに年末恒例の、ミュージックマガジンの年間ベストアルバムを見ると、UAと細野とゆら帝とレディオヘッドぐらいしか俺の聴いたアルバムがなかった。
最近のバンドブームとかもさっぱりわからんし、本当に時代についていけてないなぁと実感してしまった。

FMなんかでは再結成したポリスやジェネシスのことをよく取り上げているようだが、実際巷の反応ってどうなんだろう?

まぁとにかく来年は、俺個人も、世相も、今年より良くなって欲しい。

良いお年を。

Rydeen PV


Rydeen-1979 Live at Greek Theatre


Rydeen-1980 夜ヒット出演時


Rydeen-1980 武道館ライブ


Technopolis〜Rydeen 1983武道館散開ライブ


どてらYMO


Rydeen79/07 CM


Rydeen79/07 パシフィコ横浜


Rydeen79/07 live earth

Play Rydeen













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2007年12月03日

音響派とかポストロックとか〜Tortoise

tortoise.jpg大学生になったばかりの頃、北海道から地元の友人Yが俺の住む埼玉まで遊びに来た。その友人Yと友人Fと俺は中学生の頃から毎日のように夜中までいろいろな音楽を聴いてああだこうだと語り合っていた仲だ。

当時俺は新しいステレオが欲しかったので、Yと一緒に秋葉原へ行き、いろいろ聴き比べたのだが、ある店でDENONの30万円するコンポと出会った。

これがまたいい音で鳴る。
音響について全然素人で難しいことは分からないが、音像定位が素晴らしいというのか、各音源の距離感や方向がはっきりしているというか、とにかくまるで目の前でバンドが演奏しているようなリアルな音なのだ。

オーディオを極めた人からすると、たかだか30万円のコンポを狭いワンルームのアパートで鳴らして喜んでいるようなのはちゃんちゃら可笑しい話かもしれないが、俺のような貧乏大学生にとっては、30万円という値段はとても高額だった。しかし、これから長く使うことができれば決して無駄な買い物ではないと思い、思い切って購入してしまった。

で、大学の友人に勧められたTortoiseの「TNT」をこのコンポで再生したときは、本当に感動した。音が四方八方から聞こえるような、浮遊感のあるような、それでいてギターの音とかはクリアーで、部屋全体が不思議な音響空間に包まれたのだ。

余りにも感動して、何度も何度も聴いているうちに段々音量が大きくなっていき、ついには隣の部屋の住人に壁をドカンドカン蹴飛ばされた程だ。

90年代の後半には「シカゴ音響派」という言葉がよくミュージックマガジンなんかに出てきていた様に記憶している。

ジョン・マッケンタイアがいるTortoiseの「TNT」やジム・オルークの「Eureka」、また彼らがプロデュースしたり参加したりしていたStereolabの「Dots&Loops」やGastr Del Solの「Camoufleur」やThe Sea and Cakeの「Oui」やIstope217の「Utonian Automatic」なんかがシカゴ音響派の代表的な面子と作品いう感じだろうか。

一応上記のアルバムは一通り聴いたが、大概どの作品もビブラフォンやユーフォニウムの様なあまりロック音楽では使われない楽器や音色と、当時最先端のハードディスクレコーディングによる緻密な編集作業による、ジャズっぽいというか、プログレっぽいと言うか、なんか「非ロック的」な、汗の臭いを感じさせない新しい種類の音楽という印象を持った。

その中でも「TNT」は、どことなく映画のサントラみたいな感じで、聴く度に頭の中に様々なイメージが拡がっていくので、今でもよく聴いているアルバムだ。

最近はシカゴ音響派のような音楽を「ポスト・ロック」というらしい。
その辺の動向には今ではさっぱり疎いので、今どんなのが話題になっているか俺には分からないのだが、非ロック的な、汗の臭いを感じさせないアプローチで聴く人のイメージを刺激して、心を高揚させるような音楽という点は、きっとシカゴ音響派と共通しているのではないだろうか。

大学2年の頃の秋の学祭で、朝の8時くらいからDJブースを出店に作って「TNT」をプレイしている人がいた。

朝の肌寒い空気と不思議にマッチして、すごく格好良く聞こえたのをよく覚えている。

Tortoise / Live at Werchter [full set]










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2007年12月01日

のらりくらり・pavement

pavement.jpg何となく気分が優れないときって、誰にでもあるのではないだろうか?

気分転換にどこかへ行ったり、美味いもの食ったり、友人と飲んで愚痴聞いてもらったり、人それぞれの方法で凹んだ気持ちを癒し、明日への活力としているのだと思う。

俺の場合は、部屋に閉じこもってひたすら寝る。
誰とも会わないし、誰とも話さない。
そうしているうちに、自然治癒というか、少しずつ気分が回復してくる。

気持ちが沈んでいるときには、あまりテンションの高い音楽は聴きたくない。
テレビから流れてくる曲に、無性にイライラしてしまったりする。

前置きが長くなってしまったが、そんなときに俺が聴きたくなる音楽は、Pavementだ。

Pavementというバンドのことは、高校生の時から知っていた。ギャリー・ヤングという面白いおっさんがドラムを叩いていて、やる気なさ気な音楽をやっているバンドという印象だった。

ギャリー・ヤングのソロアルバム「Hospital for the chemically insane」は、ものすごくいいかげんな感じで、当時の言葉で言えば「ローファイ」で、結構好きだった。

でもPavementに関しては、正直言ってきちんと聴いたことのあるアルバムは、「Crooked Rain Crooked Rain: LA's Desert Origins」だけで、しかもそれは一昨年の冬ぐらいに初めて聴いた。
それ以外のアルバムは聴いたことがないので、ブログに書けるほどPavementについてよく知っているわけではないし、歌詞もどんな内容なのかさっぱり分からない(英語が分からないので)のだが、「Crooked Rain Crooked Rain: LA's Desert Origins」というアルバムは、非常に好きだ。

のらりくらりしているかと思えば、突然大声で叫んだりするスティーブ・マルクマスの歌声と、適当に弾いているようだけど、何だか暖かい感触で、でも突然ノイジーになるバックの演奏。

まさに「ローファイ」なサウンドで、無気力なときにはちょうど良い湯加減の音楽だ。
ぼーっとしているときに何度も繰り返して聴いてしまう。

最近の俺のi-tunesの再生記録を見てみると、Pavementばかり聴いていることがはっきり分かる。

俺は病んでいるのだろうか?

pavement/Cut your hair


Pavement/Gold soundz


Pavement/Carrot rope




posted by 俺 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

深キョン

fukakyon.jpgつい先日、車が故障したので修理に出した。
修理工場から代車を出してもらったのだが、その車はダイハツのミラ。
かなり年季の入った車で、塗装が禿げていて、中の内装もところどころめくれてスポンジが飛び出ている。
当然、カーオーディオはラジオとカセットのみ。
普段俺はbay-FMをよく聴くのだが、その代車にはカセットテープが一本置いてあったので、何気なく再生してみることにした。

聞こえてきたのは90年代後半のヒットチャートを騒がせていた曲達。

あんまり趣味じゃないな、と思ってラジオに切り替えようとしたら、Ejectが壊れていてカセットが止まらないし、取り出せない。

仕方なく聴き続けていると、深田恭子の「イージーライダー」が流れてきた…。

これは懐かしい。

大学生だった頃、実はこの曲結構好きだった。

♪たいぜ〜ん じじゃく〜な ふり〜し〜ても〜(泰然自若な振りしても)という妙な四文字熟語の歌詞が強く印象に残っていた。

けど、ちゃんと聴いたことはなかったので、思わず引き込まれた。
そして、この曲が流れていた頃の懐かしい想い出が甦ってきた。

瓢箪から駒というか、ラッキーな再会って感じ。

よく聴いてみると、要するに意気地が無くて躊躇している彼氏に対して、もっと積極的に迫って来て欲しいという内容の歌詞で、これがヘタウマな感じの深キョンの歌声と爽やかで軽快なサウンドにぴったり合っていて、なかなか甘酸っぱいイイ感じの曲だ。

学生の頃お台場で深キョンのイベントの警備員のアルバイトをしたことがある。確か「部屋は全部ピンクのものでそろえてます」とか「前世はイルカ」とか言ってて、驚いた様な記憶がある。
間近で見た深キョンは、思ったより骨太で大柄な感じだったが、テレビで観るより数段可愛くて、そしてとてもいいにおいがした。
大学の友達に、「深キョン超いいにおいだった」と興奮気味に伝えたところ、かなり気持ち悪がられたものだ。

90年代後半頃のアイドルソングと言えば、広末とか深キョンとか鈴木あみとか思い出すけど、みんな良い曲歌ってた様な気がするのは、自分の青春時代を美化しすぎってことなんだろうか。

深キョンも広末もあみーゴも、当然のことながら年齢を経て、いろいろなことがあって、あの頃とは別の形で、それぞれがそれぞれの活動を現在も継続しているわけだが、考えてみればこの「イージーライダー」が発売されてから早8年。小室とかつんくもさすがに昔ほどの勢いはないし、広末も出産するし、あみーゴも鈴木亜美になるし、深キョンも妙にロリ系になった気がするし、俺も確実におっさん化した。

とにかくそういうとりとめのないことが沢山浮かんでくる曲だった。


深田恭子 イージーライダー



posted by 俺 at 07:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

クラウス・ノミについて幾つか感じたこと

klaus nomi.jpegクラウス・ノミ(Klaus Nomi, 1944年1月24日 - 1983年8月6日)は、ドイツバイエルン州immenstadt(インメンシュタット)出身の歌手/パフォーマー。そのスタイルはオペラ、ニューウェーブ、ディスコ、ダンスなど多岐にわたる。 AIDSで死亡した最初の著名人としても知られる。 2005年には彼を扱ったドキュメンタリー映画「ノミ・ソング」が公開された。
(以上wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/クラウス・ノミ より転載)

ニューウェーブものにどっぷりはまっていた高校生ぐらいの時、スネークマンショーの絡みで名前だけは知っていたが、恥ずかしながらつい最近までクラウス・ノミという人がどんな人物で、どんな音楽をやっていたのか全く知らなかった。

たまたまニコニコ動画で「Simple man」を発見したので、クリックしてみた。

とにかく、白い。まさに「驚きの白さ」だ。
そして、謎の逆三角形タキシードとサイヤ人みたいな髪型に三角形の眉毛。
テクノポップやニューウェーブと一括りにはし難い妙ちくりんなサウンドに、強烈なドイツ訛りの英語といきなり現れるオペラ歌唱。

続けて観た「Total Eclipse」のライブ映像での、ロボットみたいなカクカクとした踊りとお猿さんの格好?をしたダンサーとの絡み。

正直、爆笑した。

KraftwerkもNeu!もCanもDAFもDer planも、ドイツの人達の音楽ってのは本当に個性的だ。
やたら尺が長くてミニマルなフレーズをひたすら繰り返す曲だったり、ロックやポップスのお約束を全く無視した展開や楽器を使ったりと、アメリカやイギリスのアーティストとはサウンドの独自性や革新性において大きく異なる素晴らしさがあるのはもちろんなのだが、当人達は至って真剣に自らの表現を追求しているのにも関わらず、その極端さというかやり過ぎな感じや、いわゆるおしゃれとか流行とかに左右されない唯我独尊的な、頑固な職人的な、マジなのかシャレなのかよく解らないところが、俺的には妙に笑えてしまう。(クラフトワークの不気味なマネキンが登場するThe robotのPVとかMan machineのジャケ写とか、電卓のライブパフォーマンスを見ると、どうしても笑ってしまうのは俺だけだろうか…?)

クラウス・ノミも、そういった俺が勝手に抱いているドイツ的な面白さにクリーンヒットした。
いわゆるキワモノ的な感じだな、という印象だった。

だけど、ネット上を調べてみたり、ニコ動の書き込みを観たりして、彼がAIDSで1983年に亡くなっている事を知った。

80年代の初頭という時代では、AIDSは未知の難病といった印象があり、ゲイが罹る癌という様な認知のされ方もあったらしい。

また、彼の曲の歌詞に以下のようなものがあることを知った。

 Remember me!
  Remember me!
  But ah!
  Forget my fate. 
         「Death」より

ここからは単なる俺の妄想に過ぎないのだが、クラウス・ノミという人は、孤独だったのではないかと思う。
ある種のマイノリティとしての彼の立ち位置が、奇抜(と言って良いものかどうか判断しかねるのだが)なファッションやパフォーマンスに繋がっていたのかもしれない。

彼の死の直前の映像だという「The cold song」のライブ映像を観た。
心なしか体はやせ細り、歩き方も大変そうに見える。

「Let me, let me freeze again to death」という歌詞に俺は涙した。

Total Eclipse


Simple Man


Lightning Strikes


The Cold Song


posted by 俺 at 08:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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